隣りに家族３人がやってきた
どうやら 父親が
先に息子と娘を席に座らせて
母親の到着を待っているという構図
少しせり出した一塁側のスカイシートからは
正面に行き交う新幹線がよー見える
あー パパー ドクターイエロー
あー ５００系のこだまじゃー
子供二人が興奮気味に話しかけるも
お父さん
スマホ操作で忙しく 回答は滞り気味
おぃ
聞きよるんじゃけー 何か言うたれーや
あー スライリーじゃー
グランドで動き回る青いキグルミ
それを取り巻く黒装束の付き人を指さして
ねー パパ ニンジャがおるよー
ねー あれ ニンジャでしょー？
んー そうそう
と 短く気のない返事のスマホ父
何でニンジャがおるんかねー
と幼子二人は不思議さを飲み込んだ
いいえ ありぁー ニンジャじゃないんでー
と教えてあげたい 隣りのオジサン・・・
お母さんは荷物抱えて遅れて到着
失点かさみイライラ募る試合中
その母子 落ち着きなく 出たり入ったり
我々家族の席の前を無言で何度も通る
何でごめんなさいの一言が無いんかねー
と我々は不思議さを飲み込んだ
んーー なんでかの？
結局は１１対１で大敗したこの試合
なんやかんやモヤモヤするけど
負ける時は大きく負けた方がスッキリするわー
と強がってみる あたしゃーオジサン・・・
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