2020年2月24日月曜日

さ:さりとて

子供がまだ小さかったころは
ウケ狙い

あーしよー こーしよー
そのデザインとコピーを推敲して
年の瀬にチマチマ作業をしとった
年賀状の作成行事

でも 
ここ10年はすっかり女房殿委託に

スマンねぇ
私も 歳をとったということよ


月もとうに変わって
先日ようやっと下娘が
我が家の当選番号チェック

157枚中10枚当っとったらしい

それって結構スゴくねぇ?

しかーし 全部切手シート

それはそれで
幸先良しと言うことで

















ここんとこ
届いた葉書の片隅に

今年を最後にさせてーや・・・
 との一文が添えられたのがチラホラと

すなわちこれも
歳を取ってきたということの表れよねぇ
んー

これからも
礼儀として 下手な文字でも
一言書く掟は自分に課したいと思うが

正直 
中にはお顔も思い浮かばずボンヤリで
届いた印刷文字だけの便りを見たら
結局は相手に義務の強要をしとるような
感じがするんじゃけども・・・

永年の
年賀状だけのオツキアイ

またこれも 継続も力なり・・・かと


毎年 郵便会社に努める姪っ子から
純ちゃん今年もお願いよ・・・
と頼まれとる間は
続けていけんといけまぁーのー
とも考える

まだ
今年も始まったばっかりではあるが

2020年2月16日日曜日

こ:こわっ

その夜 
玄関の物音で
夫の帰宅を察した女房殿が
通り抜けるタイミングを見計らって
脱衣場のドアの向こうから
魂の叫び  大噴火

ねーーぇ
切符切られたんよー 
わたしー
ハーーァ 
めっちゃ腹が立つー


聞けば
雨降る日暮れ時
娘の塾に弁当を届けた後
毎日通る当たり前の道
自宅まで500メートルの変則交差点で

一時停止のトラップに引っかかり
2人の警官と バチバチしたらしい

ちゃんと止まりましたよ!

いやいや・・・

押しても 引いても 回っても
何しても ダメなものはダメ
だったようで

その後の晩飯の最中も
熱と毒を帯びた実弾が
頭の上で乱射されること暫し
治まる気配なし

ハイハイ まぁ
これやるけー 払うとけーや
財布から1枚抜き出し渡して

その場から イチヌケタ 
















金曜日

広島県警大金盗難事件が
死亡の警官当てこすりにて落着

この報道が
やっと治まった火事に再着火

何しよるんね警察はー
アンタが盗んだんじゃないんかぃ
ゆーて 今から言うてやりたいわー
ホンマ あのニヤケた警官にー

ちゃんと止まっとりましたー

うー メッチャ腹立つー
思い出してしもーたじゃないねー


ひぇー
クワバラクワバラ

2020年2月9日日曜日

け:ケアフル

今年は暖冬じゃと承知しとるが
ここんとこ 朝が寒いし
雪はおろか雨も滅多に降らん

意を決して布団跳ね上げ
ちらっと窓開けて天気確かめ
雨期待した後ろ向きの自らを戒めて
気合い入れ いつもの往来に出る

あー寒ぶー


短いジョギングコースの終盤 
国道沿いの広い歩道前方に
重そうなカバンを持って歩く
コート姿の若い男性

パッと 後ろを振り返り
急に走りだしたかと思うたら
しばらくしてスピード緩め歩きに戻る

だんだんペタペタ近づいて
もうちょっとで追い付くかと思っとったら
突如 その若者また走り出す

怖わっ
なんなんや? そんなにも
オッサンに抜かれとうないんかい?

カーブした道の少し先のバス停で
さっき追い越してった41番の青バスが
停まって若者の到着を待っとるわ

何やー 
そういうことか

ナイス バスの運転手さん
あんたぁ 優しいのぉ
















50を過ぎてからというもの・・・

ふと思い浮かんだ感情が
心の中では収まらず
ついついポロッと出てしまう

所謂 独り言


ノルマ終えた
53に成りたての朝

いつものように
シャワーで汗を流して
薄着のまんまリビングに


あー
背中が痒いぃーわー
と つい発す

それ聞いた
食卓でパンをかじる下娘が

掻いてあげよーかぁ?
と即返す

おお 
優しいのぉ

エエ子に育っとるじゃーない
今んとこ

2020年2月2日日曜日

く:グラビア

週の初め
尾道の義父が
緊急入院したとの知らせを
帰宅した夜聞いてビックリする

幸い順調な経過に安堵し 
手術に臨んだ勇気には拍手敬服

仕事の約束の合間を縫って
高速飛ばして
とんぼ返りのお見舞いに向かう


さてさて手土産は
と思案して・・・

酒好き食通の御人向けに
グルメ系のアイデアは数々浮べど

OPE直後の管理下のカンジャ
さすがに そりゃーちょっと

かといって
お花でもないわぃなぁー


結局
途中本屋に立ち寄って
目に留まった
週刊誌・雑誌の分厚い束を
ワサワサと仕込んで
渡して帰る















昨晩

その真面目な父から
丁重なお礼のメールが届く

ただただ退屈な入院生活には
このような読み物が最高
とのコメントとともに・・・

某雑誌の中の
巻末の袋とじのキレイな写真は
義母に見つからんように
大事に対処するとの
熱のあるオコトバ

はっはーん

これなら
退院も早いじゃろー

リハビリも
頑張ってくだされ
こっちも真面目に・・・

ん:んーー?