2020年10月25日日曜日

ん:〇ンモクセイ

食卓で会話が弾む中
もし急に黙り込むことがあったら
許してね 昔からの癖なんじゃ 

ふっと浮かんだ有名人の名前が
年々益々出てこんの

テレビに映ったタイミングで
パッと指差せる場合も有れば
頭の奥の奥のスクリーンに
ふと浮かぶ顔も

待てよー 
お前ら 絶対言うなよー
ヘルプ不要
ここは自己責任で処理したい

色々頭を巡らす内に
また違う俳優の顔も浮かんできたでぇ
正に不毛な負の連鎖

えーーー 
何ちゅう人じゃったかいのー?

先週 掘り起こした収穫は・・・

綾野剛 岸谷ゴロ― 北村一樹 橋詰功
ヤクルト梶間と阪神桑野

頑張りました














キンモクセイは
大好きな匂い

しっかり降った今回の雨で
すっかり流され散って今期は終了

盛りはたったの1週間なんじゃと
この歳になって知る 


昨日朝のジョギングで通り抜けた
国道沿いの会社の生垣から
一瞬ほんのり 懐かしいような
芳しき薫りが

後戻りして 木を揺らし
コッソリ小花を掌に集め
鼻を近づける

ほぼ賞味期限切れのデガラシから
かすかに漂ってくるエエ匂い

もしや これが
ギンモクセイという奴かぃ? 

想像と追憶と嗅覚が重なった
何とも不思議な感じ

芳香剤 キンは有れどもギンは無し

思い出すたび
この匂いが嗅げたらエエのにの

人の名前もいっそ出てこん
錆びた頭で真剣に考える

しゃーない
また来年の1週間を
楽しみに

2020年10月18日日曜日

を:・・を知る

四角い仁鶴が
まぁるく収めまっせぇー

その日 たまたま見た
土曜昼のNHKバラエティー番組での
法律相談は・・・

或る若者がコッソリと
入居者でも無いのに
近くのマンションの駐輪場に
自分のバイクを置いとったところ
そのマンションの改装工事に伴い
バイクがゴミとして廃棄されてしもーた
という経緯

果たして マンション大家は
そのバイクを弁償する義務が
有るんか? 無いんか?


そのテレビ見る ちょっと前に
女房殿より伝え聞いた話が・・・

自分の住むワンルームに
駐輪スペースが無かった為に

すぐ近くの友達のマンションに
原チャリを長ーい間
黙って置かせてもらっとった
上娘の話

『この次に見つけたら処分します!』

強ーい口調の張り紙が
原付に貼ってあったらしい


オヤノカオガミタイワ

アンター
ホンマ タノムデェ 
ショミナハナシー













きっと 
新社会人として大活躍しているはずの
息子の住む横浜では
ここんところ毎日異臭騒ぎで大変・・・
とニュースが言う

家族LINEで
オマエ 屁ぇーこいたんちゃうか?
とジャブかましてみたら

その日は休みじゃった・・・

と まるでスカシッ屁のような
つかみどころの無い
噛み合わんレシーブ

おーぃ
ボケたってんねんぞー
かかってこんかーい

こっちの方も心配じゃ

2020年10月11日日曜日

わ:わかれ

近所の古くからの馴染みが
またひとつ消えていく

コロナの客足減によって
家の近くのスーパー銭湯が
来月で店を畳むらしい

そういう自分も
この春先から
いっそ足を向けとらんのじゃが・・・


こじんまりと狭い割に
お風呂のタイプも色々あって
清潔で小洒落た佇まい

振り返れば
親父息子娘から外人さんに至るまで
色んな人と よー行った
思い出もアンナことコンナことじゃ


夜更けの酔いタンボタクシー
運転手に家までの行き方教える
丁度エエ道しるべでもあったのに













ここはひとつ
残りひと月の間に
一度は覘いときたいもんじゃが

きっと閉店を惜しむ
近所の爺さん主体の濃いー常連客が
3密なんかに臆することなく
押し寄せるじゃろーし

まさかマスクして
ギューギューのサウナに
入る訳にもいかんじゃろーし

何に替えてくれるんか知らんけど
今まで一度も使うたことの無い
1300も貯まった来場ポイントも
もったいないし

いずれにせよ
これから寒い時期
正しい余暇の過ごし方の
レパートリーが減ってしもーたわ

困る― 
いろいろ

2020年10月4日日曜日

ろ:労す

無造作ながらも小奇麗に
病院の待合室に並べられた蔵書

好みの作家 スポーツ 自己啓発 地元愛
落語 料理 時代物 趣味 芸能・・・ 

チョイスする感覚に
相通ずるものがあると感じて

先生の本棚
面白いですねぇー

と少し持ち上げ気味につっついたのが
そもそものきっかけなんじゃろーが

商談目的の訪問の筈が
いつのまにやら読書と雑学談義で終了・・・
ここでは殊更に よくあるパターン


これ今日届いたけぇ 貸したげるわー 
こんなの好きじゃろ? 
エエけぇ 先に読みんさい


かれこれ
もう付き合いの永いこのDrが
高校の後輩のボクの出身大学を知ったうえで
超分厚い文庫本を貸してくれたのが
盛夏 8月某日














本好きな割に
熟読も速読も苦手な当方
ほとんど積読が平生で

そろそろ返さんと・・・
と焦る気持ちはあれど

読書灯点けて 寝床に横になると
1分持たずに眠とーなる今日日
そーじゃなくても
小さい文字に
ピントが合わん この五十路


こんな弱気ビハインドを覆し
この度意を決し 一思いに読了
義務果たしたでぇ やりました

ラグビー部 岡仁詩監督のスタイルを
取り上げた深掘りノンフィクション

しかし 
初めて知ることばっかりじゃったし
何より
書き手のリズムに引き込まれたわ
活字追いながら
胸が熱くなって
ウルッときたのも久しぶり


先生 長いこと
ありがとうございました
近々お返しに伺いますよってに・・・

でも 疲れた

ろ:ローカルっぽい