お得意先の某病院
受付の女性に名刺を出して
院長に面会を申し込む
その御方
しばらく ジーッと名刺を見入った後
シ・モ・カ・ワさん・・・と読み上げ
キッとこっちを向いた
えー なになに？
何やねん
少なからず動揺してしまう
私の旧姓 シモカワなんですよ
同姓の人と会ったの初めて
と笑顔に戻る
聞けば
湯来町がお里とのこと
ウチのルーツも
湯来って聞いたことが有りますわー
意外と繋がってるかもしれませんね
と返して
小さーく盛り上がったひととき
なーんや 一瞬
色んなことを考えて損したがな
アレコレと
エエ天気
宇部で用事を済ませて
国道１９０号線で防府に向かう
信号に引っかかって
直進車線の先頭で待っとると
一足先に隣の左折専用レーンに
青の左矢印が出て車列が動き出す
すぐさま 後の車から
プッ プッ
催促のコナレたクラクションを
小さく鳴らされる
んー？
ミラーで確認すると
ドライバーはホッカムリの小さい老婦人
ばあちゃん あのねぇ・・・
まっすぐは まだ赤でからねぇ・・・
車を降りて
説明したげる時間も無いし
それにしても エエ天気
あんたら２５年になるんじゃろ
早いよねぇ
と親や周りから言われて深く認識する
ギンコンシキ
まさか自分らがねー
まぁ
お互い よー我慢した・・・ということでしょ
そういえば・・・と
四半世紀前の結婚披露宴に
来てもろーたお客さんの顔を思い起こす
そのうち今でも交流が続いとるのは
はて何人か？
親戚縁者はさておき
高校 大学 仕事関係
祝ってもろーたのは
当時お付き合いの濃かった面々
おーぃ みんなー お元気ですかぁ？
やっぱり
お付き合いを続けさせてもらうということは
お互いチョッカイ出し合う普段からの姿勢を
維持する努力が必要ということを
しみじみと感じ入る今日この頃
ギンコンシキ なんだってよ
連日テレビで取り上げられる
大津で起きた園児の痛ましい交通事故
我自身
気を引き締めて運転せねば
しかし この景色 どっかで見覚えが・・・
と現場の住所を調べてみたら
やっぱり
片膝立てて舟乗って汗して涙して弾けた
琵琶湖漕艇場のスタート地点の所じゃった
このニュースで
思い出すのも不謹慎でしょうが・・・
ここから卒業したんが
平成が始まったばっかりの
いわゆるバブル期 ３０年前
おーぃ あれから
３０年経ったんじゃとー
長かったゴールデンＷが終わって
ポーーッとした頭を
何とかノーマルモードに戻そうとするんじゃが
なかなかそうはいかんのよ
理由の一つは
３月に引き続くこと通算第３弾
またまた我が家に
メリケンガールのご来訪
これも・・・
すぐに何にでも手を挙げる
下娘の早計気風の副産物で
今回は短か目４泊のホームステイ
いかにも このお客
とにかく明るーて
よー食ーて よーしゃべって
よー眠る
メチャメチャエエ娘 可愛いの
家に呼んだら既に仕事が終わった感漂う娘と
ジャパニーズママの気取りの女房の横で
おとっっあんは 今回も
踊りを強要させられた越後獅子
オー
サンフランシスコー
ゴールデンケートブリッジー
イェー
ハイハイ テイカーピクチャー
コッチ ムイテー
チョップスティックス オペレート グー
まぁ
平日の昼間は娘と学校に行っとるし
夜は色々イベントがあって独り飯
ついでに休日もお留守番役の私は・・・
朝ベランダから登校する姿に
手を振るくらいしか
カラミは有りませんでしたがの
またねー ナタリー
先月半ば
登校前の下娘が徐に
お父さん オデコ触っといて と
ひっつめ髪の頭を突き出したかと思うと
慌ただしく出かけて行った
何かのオマジナイか？
その日の夜 帰宅したら
ほら もうオデコが無いんよ と
自慢げに 髪型を変えた中３女子が笑う
ほじゃけー
オデコ触っといてゆーたんよ
ふーん
そういうことー
ふーん
この長休みの最終盤
だらーんと緩みきった日焼け面を
しげしげと鏡で確かめる
とうとう明日から現実に戻るんですね
こりゃー
それ相応の気合いと覚悟が必要じゃわ
こんなにしばらくヒゲを剃らずに
ほっといたことは
大学卒業前の貧乏旅行以来かも
ここまできたら ジョリジョリするのが
ちょいと惜しい気もする
探せばどこかに有るんでしょうが
旅の終わり頃に シンガポールの安宿で
一緒に廻った相棒土田と撮った
鏡越しの二人のヒゲ面写真を思い出す
当時は
ヒゲというのもおこがましいほど
細くて疎らでちょろちょろじゃったが
少なくとも
白いのがポツポツ
混ざっては・・・なかったわなぁ
なぁ
