き：奇妙な

先週の日曜日
お仕事がらみの講義が終わり
参加者との軽めの懇親会が開け
新大阪駅構内

押さえたキップの
発車まで凡そ３０分

やっぱりここでも騒ぐんじゃわ
お土産ジジイの血は
どうしても・・・

えーっと
娘と　家と　オカンとこと　オバと　
えーっと　あと誰かいの？

赤福２つ
柿の葉寿司はサバ鮭ミックス２つ
ハイカラなこのクッキーは２つか３つか
豚まんはどうしたろーかー

わしゃー何しにここに来たんかぃ
ふと　我に返り

自省気味に誘惑から目を背け
店内ぐるりと伸びた
レジに続く列の最後尾に

牛歩でジリジリ前に進む中
少し前に並んどる若い男性が
壁棚にぶら下がった袋を手に取り
ジッと見入りカゴに入れた・・・

かと思うたら　おいおい
サッと元に返したがなー

程なく　その棚に差し掛かり

ハハーん　彼が
買おうか　買うまいか
迷うとったんはコレじゃったんかー

しかし

これも何かの縁でっしゃろー
スチ子のドリルは
ボクを許してはくれず・・・
案の定　手は伸びる

まったく　懲りん男よのー
更に深く反省の下り線

家に帰って
戦利品をテーブルに並べたら

なにーこれ
食べてみたーい　
友達に配ろうかー　と娘

コレが一番チヤホヤされるという
けったいな　結末