2013年6月30日日曜日

む:報いるように

♪   砂山の砂を指で掘ってたら
  真っ赤に錆びた
  ジャックナイフが出てきたよ・・・



若かりし頃お世話になった恩人が
少し前に亡くなっていた事をつい先日知る。


小山さん。
大阪のメーカー直系販社の名物課長。


電材住設統括部署のリーダーは
売り上げ過半のエアコンよりも
シェア6割の換気扇よりも
ボクが担当した電気温水器を
大切に扱ってくれた。


何より鼻タレのボクを
可愛がってくれたのは
小山さんご夫婦にお子さんがいなかったことが
無関係では無かったように思う。

新人の冬
配属先の群馬工場から大阪へ
研修先として1ヶ月間
厳しくも楽しくお世話になった。

次に1ヶ月滞在する長野の寒さを推し量り
手紙も添えて電気毛布を送ってくれた。


いつもさりげなく
いつも優しかった・・・















“ 大阪に来たら顔を見せやー ”


厚かましいのでは・・・という思いと
気恥ずかしさ、忙しさ、遠距離にかまけて
年一度の年賀状のやり取りだけで
お会いしたのは退職後20年間で二度か三度か?


着ぐるみと見まがうほどの
でっぷりと出た腹を突出しヒョコヒョコ歩く姿。
会議中のチェーンスモーク。
睡眠時無呼吸症の心配な間欠いびき。
カラオケで十八番の裕次郎と〆の六甲おろし。
当時まだ点在していた江坂の田んぼでの連れション。
若者集うボクらの結婚式二次会への飛び込み参加。
社員慰労会に呼んでもらった離島での地引網。


思い出す何もかもが懐かしい。


もう一度お会いしたかったなぁ。

うーん 書いとっても泣きそうじゃ・・・


あなたがしてくれたように
ボクもまた誰かに
そうしていきたいと思います。


ありがとうございました。

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