ふ：武勇伝？

この間の木曜日。
医療器械組合の納涼会たる会合にオヨバレ。
心配じゃった雨も昼過ぎには上がり
これで　雨男解消　と高らかに宣言す。

蒸し暑ーい会場は街中ビル屋上のビアガーデン。
刺身やアユやサザエや釜飯・・・
雑多に並ぶリッチな屋外御席も
酔いたんぼの集団は食べることには無頓着。
もったいないのー。

ひたすらビールにビール時々冷酒。
辺りが暗く変わるタケナワには
各人行き来乱れて
自分のジョッキもどれやらわからん始末。

次行きましょーやーとのお誘いも
やんわりお断り。
今日は帰ろう。

よー我慢した。成長したのー
いやー　ごちそうになりましたー






















帰りのタクシー。

ボクは話しかけるお客様。
『いやー今日もよー呑みましたわー』
景気や賑い　キョウビ地元の話題等々。

ほろ酔いにつき
細かい会話経緯は失念も・・・


 『ぼくは以前に酒をやめたんですよ』

九州訛りの六十路格好の運転手。
優しい横顔と丁寧な物腰と語り口


－ 喧嘩する相手を探してうろついていた小倉で
－ 酒を呑むと必ずヒトが変わる当人が
－ その日はそれ風の輩をハンゴロシ
－ 裸にして車の助手席に乗せて
－ 追ってくるパトカーに
－ 横から突っ込んで・・・云々


『ほんと人が死なんで良かったとです・・・』


『それから しばらくの間　お世話になりました・・・』

『それ以降・・・ぼくは酒をやめました・・・』

－ 今は年の離れた奥さんと
－ 孫と間違われるくらいの娘と一緒に


『 幸せにやっとります・・・』　とのこと

いやー　ほんと良かったですねー

『ボクはすっかり酔いが醒めました』　けど・・・