2019年7月21日日曜日

は:場面

横川の老舗ラーメン店の
メニューの札は3つだけ
中華そばと むすびと ビール

今日の昼はココにしょーと
早うから決めとった時に限って
14時になろうかというのに
店脇で駐車場を待つ先客の車2台

諦めず 初心忘れず 
近くのコインパーキング停め
固い意志で暖簾をくぐる

適度に混み合った
相席のテーブルに居場所を見つけ
そばと むすびを くださいと
いつものように注文すると

即座に・・・
すみません 
むすびが売り切れなんですと
水持った店員から返ってきた

ほな そばだけ・・・

珍しい そうなんじゃ 残念なねぇ 













正面に座る1人のおばあちゃんが
麺すする傍ら 
上品に超スローモーに
皿の三角むすびを口に運ぶ

ぐるりと周囲を観察し
この御方がオーラスなんじゃと認識す
 

次々店に入ってくるお客は
ほとんど
そばと むすび・・・と発し 
すみません・・・と詫びが入る
その繰り返し

でも まだ お向かいには
2つ目のむすびにも届かん
ゆーっくりのおばあちゃん

何となくその都度 ばあちゃんに
客の視線が集まっとる様な気がして

勝手に要らん勘繰りが回り回って
オレも居づらくなる感じ

猫舌のスピード全開
ばあちゃん抜かして先に席立つ
 
あーあ 今日は
何か 味がせんかったわぃや

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を:をかしけり