ま：待て待て

あー　腹減ったー


今宵ビールと焼酎の友として
ユズコショウを添えて・・・

噛んで　噛んで　噛んで　
噛んで　飲み込む・・・

よーし　そうしょーかー


火曜日　西からの遠征帰り。
ついつい誘惑に負けて
２号線バイパス下り口を左折する。

目当ては某持ち帰り専門店の
サブメニューの地鶏焼き。

月に１度は覗いとる。
そろそろ　
顔になっとるかもしれませんの。



『　鶏パック　１つ　ちょうだいや　』

のそっと出てきたニイチャンは

『　豚まん　豚足　餃子・・・
　　今日はよかったですかー？』
　といつも通りのセリフを述べる。

『　ごめん　鶏だけ・・・　』　
　とボクもいつもの通り。

『　またお願いしますー
　　はい　１０３０円ですー　』
　も　いつもと一緒。

ボクは
１万円札と３０円をトレーに入れた。

『　はいー　おつりは９０００円ですー　』

『　それでは・・・
　　確認してくださいー　』

お札をめくりながら

『　２千　７千　８千　９千円のお返しー　』

んー？

びっくりした？と言わんばかりの
ニイチャンの眼鏡越しの
いつも以上に　細ーいお目々・・・


なんと
２０００円札から始まっとった。

久しぶり―

これは　吉兆かもよー
ありがと　ニイチャン。
















出来ません出来ません
我が家では
独り占めは出来ません。

『　ワタシ
　お父さん以上にコレが好きよ　』

と超肉食系の上娘が
挑発的に箸を伸ばす。


何ぃー　それは
父ｖｓ地鶏の地位比較の意味か？

それとも
オレとアンタの地鶏愛の深さの天秤か？

まー　エエわ
いずれにせよ・・・

待てやー
アホー　オマエ
食うのが早いわー
もっともっと噛め！
ほんで　ゆっくり飲み込め！