年の瀬迫れば
カレンダー地獄という
年中行事に追われる
この日
隣県での配布完遂果たすべく
下関に向けて早朝スタート
ところが悪いことに
交通情報曰く熊毛で事故にて
1区間高速道路通行止めの報
まぁ 俺が通るころには
収まっとるじゃろー
という甘い期待は叶わず
降ろされた下道で
おおかた4時間渋滞にハマる
まさか ここまでとは
ボウコウを
大き目に産んでくれた
母にただ感謝
昼下がりの大野の2号線で
緊急工事の片側交互通行
渋滞抜けるのに10分程要し
前の車に続いて通り過ぎる
ちょうどそん時
車線に詰め詰めに居並ぶ
対向車の列に入りたそうな車が
ラブホテルから出てくるのが
チラッと見えた
修羅場・・・
もうちーと
早う気づいとったら
顔が見れとったのにのー
前沢さんが飛んでった翌朝
そーいやー
昨日ラジオで言いよったけど
宇宙ステーションが
地上からでも見えるらしいでー
女房殿に教えてやった
ジョギングの後
シャワー浴びて出てきたら
自称天文通のこのお方
パンイチオヤジの前に立ちはだかり
スマホを操作しながら
調べた結果をさも自慢げに話す
聞けば
宇宙船の中では
生活リズムのメリハリをつける為に
部屋を明るくしたり暗くしたりと
昼と夜の時間管理は厳格で・・・
運良く
向こうが昼間のタイミングで
こっちが晴れた夜なら・・・
西から南に向いて
スーッと通るのが見えるんじゃとー
ということは
宇宙船のカーテン開けた窓から
部屋の光が外に洩れとるのが
ワシらに見えるということか?
残念じゃが
その理屈は違うと思うがの
寒いけぇ
早よー服着させてくれぇ
チチオヤとしてこれまで
子供の学校催事には遠巻きにでも
極力出向くようにして参りましたが
このコロナ禍
早やJK生活折り返しを迎える
下娘の通う学校の門を
まだ一度もくぐっとらんのよ
兄妹初の共学高校の空気とは
いったいどんとなもんかいな?
長男の男子校に ほぉー へぇー
上娘の女子校に なるほどなるほど
男群衆の中で6年過ごした
我が母校の空気とも照らし合わせて
それぞれに
感じ入るものが有ったんじゃが
体育祭や部活の試合は無観客
参観日は当然平日
只日頃の会話を元に想像するのみ
何とか開催された先日の文化祭も
見学できる父兄は一人限定の
時短規模縮小バージョン出番なし
今ゆっくりと
平静を取り戻しつつある日常で
また新しい変異株が騒ぎ出す
先生方と旅行会社が
知恵を絞って二転三転編み上げて
年明け早々に企画変更された
メインイベントの修学旅行
あとひと月
せめて
無事挙行されたらエエんじゃが・・・
まだ人通り疎らな街中で
久々に串肉食らって満足満足
道向こうに停まる
小型タクシーに狙い定めて
横断歩道を渡る
女房と娘を後ろに座らせて
我いつも通り助手席に乗込むと
優しそうなご高齢の運転手
行先告げて走り出した後
会話のきっかけを見つけようと
いつもの癖で
どうですか
忙しくなってきましたか?
と聞くも 返答無し
続けて
忘年会で
街が盛り上がったら
エエですがねぇ
やっぱり 返答無し
見かねた女房が
後ろから肩をポンポン叩いて
ダッシュボートに指を差す
見れば手書きの貼り紙
『 耳が遠いので・・・
大きな声で話しかけてください 』
なるほど・・・
懲りずに
今度は前より大き目の声で
この業界は長いんですか?
と聞くと
はぃー??
と体ごと横に傾けて
耳を近づけてきた
こりゃー いけん
危ないわ
ここでもドリフ
ハイハイ 今宵は
家まで静かに帰りましょ
血圧を測るような要領で
腕や足に装着したカフに
空気を送り込んで
暫し血流を制限させた後
空気を抜いて解放する
結果
痛みが取れたり
早く治ったり
効果的な運動が出来たり
そんな器械を使うてもらう際
時に半袖薄着の腕に
締め付けたアトが残ることが有り
予めサポーターの様なものを
腕に通しとってもろーたら
防げるんじゃなかろーかと
Amazonのサイトに潜る
程なく
ほぼイメージした通りの
代物が届いた
が ちょっと気になるのが
その商品の正式名称で・・・
“タトゥー隠しラッシュガード”
って呼ぶんじゃと
案の定 翌日に
メールが送られてきて
『下川様
刺青隠しは いかがでしたか?』
早速評価を問われる
あーあ
オレはきっとこの先
イレズミ野郎として
何処かに記録されたまんま
ゼンカモンとして
生きていくことになるんでしょうな
街中の皮ふ科で用事が済んで
そこそこ離れたパーキングまで
そこそこ重い荷物を抱えて歩く
今日は風がビュビュー吹いて
何か特別さぶいのぉ
さて 昼飯はどーしょーか
近くに一度覗いた事のある
そば屋の存在を思い出し
車を回す
店入口の窓ガラスに
“季節限定 舞茸天そば”
と誘う貼り紙
エエねー これよー
これで温まろー
セルフの食券前払い制の
店中には先客の姿無し
千円入れて
券売機の居並ぶボタンから
お目当ての標的を見つけて
ピッと押したのと同時に
マイタケテーーン 一丁
厨房の中から
甲高い声がして結構驚く
誰ぞ 見とんかい?
ドリフのコント風
39番
マイタケテンのお客様ぁー
しばらく待って
呼ばれたカウンターで言葉出ず
盆上には
小皿に収まりし天ぷらと
ざるに広がる蕎麦と蕎麦ちょこ
マジでウソじゃろ 冷いんかぃ
超さぶいんじゃけど
秋晴れの平和公園
観光バスが停まっとる
この感じ 久しぶり
ぞろぞろと歩いとるのは
小学生か
列の中
カープの帽子を被っとる
男子がひとりふたり
広島の子供かの?
あんたらーは
三川町の老舗の旅館
ひと昔前までは
長らく巨人や大洋の
常宿じゃったと記憶する
近年は修学旅行やお年寄りの
団体客が利用するイメージ
しかしこのコロナ禍
道向かいの病院を訪れる度
開いとんか閉まっとんか
ヒトケの無い中の気配に
勝手に寂しく感じとったけど
こないだの夕暮れ時
窓が少し開いた1階の畳の間
大勢の子供らが
テーブルにズラッと並べられた
青い炎の御膳に
対峙する姿がチラッと見えた
あー良かったねぇ
宿も子供も先生も
何か涙が出そうなわ