2022年8月28日日曜日

え:エンドレスサマー

郊外の整形外科
まだ12時半前にも関わらず
珍しく待合室の患者はもう疎ら

久しぶりに院長の顔見て帰ろー
受付で名刺出して呼ばれるのを待つ

しかし察するに
ケガの処置と紹介状作成の為か
なっかなか呼んでもらえんのじゃ


13時はとうに過ぎても
待合室にはまだ一組家族がおって

70過ぎの老夫婦と
中年娘に小学生男孫の計4人

しっかしまぁとにかく
この爺さんがやかましい・・・

なんやーもう誰もおらんじゃないか
 何しょーるんや 早よーしてもらえーや
  もう1時過ぎたでぇ よいよ
   帰りに何か買うて帰るんじゃろーが
    早よー金払うて帰ろーや
     のー まだか?

その都度 奥さんが・・・
小声でキチンと返答しよる

来たのが遅かったから
 今まだ忙しいんよね
  ちょっと待っとって
   少し黙っとって
    まだ呼ばれてないでしょ
     まだよね

なんやーもう誰もおらんじゃないか
 何しょーるんや 早よーしてもらえーや
  もう・・・ ・・・ ・・・

わーーー よーしゃべる
このリフレインがずっーと止まらんの



その晩食卓で
このイライラにひたすら耐え忍び
そのあと先生と商談した今日の話をしたら

まあまあウケたが
共感されることは無く

お父さん
なんかそんな爺になりそうなよねー
ならんとってーよホンマ頼むけぇ
と二人から思慮なくイジられる

何か
不安になってきたわ

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ふ:フリン