久方ぶりにオーダーした
スーツを引き取りに紙屋町
顔なじみになった関西訛りの男店員
細身でいつも派手な縞シャツを着る
トッポイこのおじさんの接客態度が
不思議と心地良い
会話テンポ 声トーン 目線 仕草…
オレもお客さんとはこんな風に
向き合うたらエエんじゃろーのと
一つ勉強 出来んけど
珍しく食欲が無いと宣う女房殿と
その帰りに選んだ昼飯の妥協店は
ちからのうどん
ほどなく
うどんとむすびが運ばれる
まず汁すすり
次はむすびをヒトカジリ
あっ いけん
貴重な焼きタラコのお姿を
拝むこと無く丸ごとお口の中に
お向かいは見慣れた御人とはいえ
口から円柱体を取り出す勇気も無く
穴だけ残った
アイドル不在の下三角の後片づけ感に
気分は凹む
ガラガラポン抽選会で用意した特等を
一回し目で持っていかれた係員の心は
こんな感じか? 知らんけど
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