2011年3月5日土曜日

え:エジプト

『タハリーラァ!タハリーラァ!』
俗に言う白タクがタハリール広場に行く同乗者を募っている呼び声。

最近の騒乱のニュースで注目されたカイロの中心にある広場。


もう20年も前になるんですが…

大学の卒業旅行で20泊21日の弾丸ツアーに飛び出した。
相手はカヌー部の相棒ツッチーこと土田君。
事前の調査も企画も交渉も全て彼。
ボクは着いて行っただけ。

格安でゲットした航空チケット以外は全てノープラン。
2人おそろいの大きめのリュックサック。
今では考えられないノー天気。
メッチャ危険&メッチャビンボー。

日本 → シンガポール → ロンドン → パリ → アテネ ↓
日本 ← シンガポール ← カイロ ← イスタンブール ←

ツッチーが持参した『地球の歩き方○○○編』数冊以外の情報は皆無。
宿泊も食事も観光も飛行機以外の移動も全て現地出たとこ決済。


アクシデントの連続で全部が全部思い出深いけど…
特にエジプトはすごかった。



深夜到着の飛行機旅行者に群がるタクシー運転手。
一番気の弱そうなおじいさん選んでホテルへGO。
指定したホテルと違って一悶着飛び蹴りー。




たばこを吹かしながら土産物をセールスする10歳児。
  『パクシーシ!』と自転車を追いかけて物乞いする姉妹。

妙に親切な道案内人についていってパピルス画をお買い上げ。
  『先週ヒロヒトとサッカーした』と粋なジョークでお茶おごってくれたおじさん。

カイロからルクソール移動の鉄道で11時間遅れで正味23時間缶詰。
  土産物屋で日本人向けのポスター作製アルバイトで夕食ご招待。

首都の名前を間違えてホテルで同室のポーランド人との間の妙な空気。
  数字すらも読めないアラビア文字。
ブルースリーは日本人。
  なぜかプレスリーも日本人。

ほこりっぽくて汚い人懐っこい人々が住む町並み
  どことなく懐かしいけど見たこともない情景。

ほいじゃが。ナイルの沈む夕日はほんまにすばらしかったわぁ。

あまりにも自由であまりにも楽観的。
良い経験をすることができました。

またいつかツッチーと。

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