2025年3月9日日曜日

わ:患い

その日倉庫兼作業場で
客先から預かった
器械の取付アーム部品と格闘

すぐに終わると思いきや
ナットが固く締まって
とにかく外れんのじゃ

ウーーー エエカゲンニセーー

何とか事なきを得て
外廻りに出る準備をしとったら
妙に左掌の親指付け根が痛い

右左見比べると
左の方が熱くて腫れぼったいし
押してみたらブチ痛い

待て待て
これって もしや痛風?

確かに嫌な予感がする













思い起こせば30年ほど
足の親指激痛以来のお付合い

幸いにしてそれから
ヒドい発作は無かったが・・・

今まで毎日まじめに
薬飲んできとんじゃけー
そりゃなかろーと
正の声がしたり

これからしばらく
ビールは飲めんでぇと
負の声も聞こえる

夕方になって
左の掌が青く変色してきて
朝の修理作業の外傷と分かる

ますます痛いんじゃけど
不思議な安堵

2025年3月2日日曜日

ろ:露呈

春近し
日が暮れるのが遅うなってきた

薄暮の整形外科の駐車場で
勤務上がりのママさんPTに
お疲れ様です・・・
と声を掛けられる

ママにまとわりつく二人の幼子

もしかして双子ちゃん?と
尋ねると

そうなんです・・・とのこと

タッチしてー
と無邪気に近寄ってきては
代わる代わる何度も
ワシに構うてくれた

マジ カワイイのぉ













ほら もう帰るよー
バイバイして

おじいちゃん バイバイー!!
ありがとー おじいちゃん!!

なにぃー
いま何て言うた?
おじいちゃん じゃとぉー

ねぇねぇ
ちぃーと教育が
なっとらんのじゃないんね

2025年2月24日月曜日

れ:練習しんさい

尾道の母から
けん玉が届いたよーと
驚きとお礼のLINE

送ったのはワシじゃないが・・・
頑張ってつかーさい・・・
と返しておく

年寄りのフレイル対策にと
女房が手配したんじゃろ

ポイントは膝と腰と意欲
エエ刺激になるらしい














程なく我が家にも
ちゃっかりと同じモノが届く

予備軍の自分もこれから
日々励むつもりらしい

紅白出場の演歌歌手よろしく
ほらー ほらー
と嬉し気にやって見せる女房

カチカチと乾いた音はすれど
お皿に収まる確率は低く
けん玉道奥深く修業が必要

ワタシ寝る前に
5回ピシッと決めるんじゃー
という御方

ただ夜は勝手に更けてゆく

さてどれ位続くのでしょうか?
このブーム

2025年2月16日日曜日

る:留守番

長患いしとった
親戚のお婆さんが亡くなって
女房が通夜参列のため帰省した
独り身の年の瀬の夜

仕事から帰って
湯船に浸かっとったら
突然浴室の電気がパチッと消えた

ひぇーーー

何で来んかったんかーー
オマエはーーー
という事か??

許してつかーさい













それから風呂の電気は
ちょいちょい消えるようになり
バカになった壁のスイッチが
原因と知る

そして昨日
DIYで選んだちょいとお洒落な
スイッチに交換してやったわ

カチカチ
快適快適

感電せずにできたということは
葬儀欠席の責めは
無かったという事じゃろ

2025年2月9日日曜日

り:リプライ

脱衣場においてある体重計の
登録データに年齢を1つ足して
恐らく縮んどるに違いない
身長を1㎝引いた誕生日

長男君から届いた段ボールには
高級缶詰シリーズがゴロゴロと

わぉ こんだけあったら
アンタのお母さんと
いつ別居しても大丈夫じゃわー
と伝えたい

下娘からは
雪の影響で今日間に合わんかも・・・
と事前に言い訳を入れつつも
夜にコジャレタバックが届いた

お前ら ありがとの













ところが・・・
上娘からは当日早々LINEで
おめでとうメッセージは
届いたものの・・・

肝心のプレゼントは
3月の法事で帰省する時に
持ってくるらしい

何じゃそりゃー

待てよー
もしやコイツ
ワシにセーターとか
編みよんかもしれんで

2025年2月2日日曜日

ら:乱打

まだ暗い早朝に
時々すれ違うその散歩犬は
最近見るようになった新参者

すれ違いにワシの顔見たら
飼い主のから伸びたリードを
引きちぎるような勢いで
ワンワンワン吠えやがる

威勢張っても身丈は膝上程の
全身黒毛の超チビ犬なのに

会うたら必ずどやされて
近所迷惑気にしつつ
毎日走るの気分悪いで
ショーミナハナシー

暗い中黒いけぇよー分らんが
どんとな顔しとんじゃろか?













たいした付き合いは無いが
会社の向かいのパチンコ屋が
先週突如閉店した

集まるお客の吸い殻や空き缶
携帯電話の声に迷惑したが
ヒトケ無くなり何か寂しい

この後 何になるんじゃろ
もう一回パチンコじゃろーか?

2025年1月26日日曜日

よ:よこづな

その昔輪島北の湖の頃に始まり
結構ディープにハマっとったが
しばらくしてスッと熱が冷めた

振り返れば若貴ミーハー旋風と
外国人力士台頭の時期と重なる

今仕切る親方衆のプロフィール
最高位が軒並みショボいのは
不祥事やゴシップが重なり
有名どころが次々と
角界から去ったせいじゃろう














当時のんきに相撲中継見入る
肥満児のこの息子に向けて

わたしゃーデブは嫌いじゃけー
と平然と一言浴びせた
あのオカンですらも

いつのまにやらファン化して
今では若元春ら推しの〇✕で
その日の機嫌が変わるらしい

まあ時代もウツロウのー

ご多分に漏れず
我も再びのめりこむ

いま世の中の相撲熱がスゴイ

わ:患い